Googleリアルタイム翻訳から未来を想像する。
◆Googleリアルタイム翻訳がすごい
先日追加された新機能Googleリアルタイム検索。カメラを向けると言語をリアルタイムで翻訳してくれる。元のデザインを崩さずに訳語を表示してくれるからわかりやすい。
海外旅行にはかなり役立ちそうだ。日本にいても外国人対応が必要な場面で使えるだろう。
その精度は完全ではないが、最近の技術進歩スピードはめまぐるしい。上記写真では「BICYCLE」が「自転車」とはなっていないが、このようにデザインされた文字も簡単に翻訳できるようになるのだろう。
◆機械に仕事を奪われるのか?
筑波大学の落合陽一教授によると「僕の研究室で論文を翻訳する際にも、英語翻訳業者を使わなくなりました」とのこと。
論文のような文体であれば翻訳の精度は劇的に向上している。
翻訳業に限らず、世の中の仕事がどんどん減ってゆく。冷静に考えると、ほとんどの仕事が機械で代替できるものだ。タクシードライバーは自動運転車に取って代わり、店頭にはロボットが並び始めている。
僕が以前勤めていたコールセンターも電話での問い合わせ窓口を閉じたそうだ。メール等、文章での問い合わせは受けるそうだが、その質問もAIが理解し返信できるようになれば人手はますます減ってゆく。
どの分野でも仕事が機械に奪われてゆく。芸術の分野も機械が侵食してゆくだろう。作曲をし、絵を描き、笑いを取り……。その中でも生身の人間にしか表現できないことがある。最終的に仕事として残るのはそういう分野だけなのだろうと思う。
◆Googleフォトに凄い可能性を感じる
僕はGoogleフォトアプリを愛用している。基本的にデータ量無制限で写真をアップできるサービスだ。画質は落ちるが、スマホで閲覧するには十分だ。
僕の場合、スマホやデジカメで撮影した写真は全てGoogleフォトにアップし、端末の写真は削除している。端末の容量を気にせずにバンバン写真を撮ることができる。アップした膨大な量の写真はいつでもアプリからチェックできる。アルバム管理も簡単だ。
Googleフォトには様々な機能が備わっているのだが、その中でも特に便利だと感じるのが「人物検索」である。顔を認識し、同じ人が写っている画像を勝手にまとめてくれるのだ。その人の名前を入力すれば、いつでも一発で検索できるようになる。
先日、被害者の瞳に映り込んだ容疑者の顔を割り出したというニュースがあった。
写真には様々な情報が詰め込まれているが、その中の人物の瞳に注目すれば、更にたくさんの情報が手に入る。Googleが持っている情報量は膨大だ。
Googleフォトアプリでは、「車」と検索すれば車が写っている写真だけをピックアップしてくれる。「ボウリング」で検索すれば、(関係ない写真もいくつか出てくるが)ボウリング場の写真が表示される。
もし今後Googleフォトが瞳に映る景色や人物を分析するようになれば、更に正確な分類が可能になる。リアルタイム翻訳のように写真の中の看板や書類の文字も認識すれば、より一層正確になる。
表情筋を読み取って友人関係なのかビジネス上の付き合いなのかも判断できてしまうかもしれない。全ユーザーがアップした写真を全て照合すれば、誰と誰が繋がっているのかも完全に把握できてしまう。誰かにコンタクトを取りたい時、誰を辿れば紹介してもらえるのかということもGoogle先生は教えてくれるようになるかもしれない。
個人的に欲しい機能は、友だちの身長や服、指輪のサイズ等を教えてくれる機能だ。サプライズプレゼントをするのに便利だと思うのだがどうだろう。その人が欲しがっていそうなものを提案してくれたら完璧だ。
Googleとfacebookの情報が合わされば無敵だよなあ……。
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