書類作成に憧れた、もやし少年。

僕が中学生の頃に作った「My MAGIC REPERTORY」が出てきました。

ワードで作ったマジックレパートリーの一覧です。

思い返せばパソコンに触れ始めたのが小学生低学年くらいで、マジックを始めた時期と同じなんですよね。
当時のインターネット利用はダイヤルアップ接続で、電話回線を通しているため、接続時間に応じて料金がかかっていました。
ストップウォッチで接続時間を計っていた記憶があります。

初めて触れたパソコンはMacのデスクトップ型でめちゃくちゃゴツいやつでした。
中学生の頃に使っていたのはノートパソコンでしたが、これも今に比べればめちゃくちゃ重たいやつです。

そのノートパソコンを駆使して作ったのがこのマジックレパートリーの一覧。
ネタの通し番号と簡単な現象、イラスト、値段がまとめられています。
199ネタ、25ページ。
細かいネタが多いですが、本の中で気に入ったマジックや、テンヨーやDPグループの売りネタ(ハンズやドン・キホーテで売ってるやつ)がまとめられています。
イラストはマジックグッズの商品ページから引っ張ってきたものから、ワードアート(懐かしい)を組み合わせたもの、ペイントで頑張って描いたものまで多種多様です。

久々に見返してみましたが、手順を全く覚えていないロープマジックなんかもありました。ロープマジックに関しては今の僕より昔の僕の方が上手いかもしれない……。

とにかく物作りが大好きな少年でした。

中にはオリジナル(と呼べるほどのものではないですが)ネタも何個か。
テレビで観たマジックを自分なりに考えて自作したものもありました。
結論から言えば見当外れな機構となっているのですが、知らないなりに自作したもやし少年に拍手です。うまいことアレンジすればいつか何かのマジックに活かせそうなアイデアです^^

当時はYouTubeもなければ、インターネットで検索しても求めている情報に辿り着けない時代でした。
そのため、テレビで観たマジックを自分なりに考えまくったわけです。自分なりに想像して試行錯誤したわけです。



今は簡単に答えに辿り着ける時代です。便利ではありますが、人々から想像力を奪っていることは確かです。

自分で考えて、自分で手を動かす。

トライアンドエラーの繰り返し。次はどうしたら上手くいくか。
その過程にこそ面白さがあります。その面白さはずっと忘れずにいたいです。

自分の頭で考えなければ想像力は鍛えられません。
頭の良さっていうのは、想像力だと思ってます。
頭の良い人って、いろんな角度から想像できる人なんですよね。想像力があるから、あらゆる物事を結びつけることができる。頭の良い人は例え話も上手いですよね。
そして相手がどう思うかを想像することができる、思いやりのある人は素敵です。

世の中が便利になるのは素晴らしいことですが、答えを知って満足する生き方は勿体ないなって思います。
コンテンツを消費するだけの受け身人間になってはいけないなと改めて思いました。

最近は忙しさに負けて、想像をはたらかせる時間も少なくなってしまいました。
昔みたいに、とりあえず手を動かすってことをもっと大事にしなきゃなあ。

お金のために働く必要のない子ども時代はとっても貴重。
まわりにお子さんがいる方は、想像する時間を、手を動かす時間をたくさん与えてあげてください。




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